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歯髄保存治療
見た目ではわからない「隠れ大きな虫歯」。神経を守るVPT(歯髄温存療法)で対応した症例

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年齢 20代 性別 男性 主訴 今回の患者さんは、もともと定期検診にしっかりと通われていた意識の高い方でしたが、転勤に伴い当院へ初めて来院されました。「右上の歯が染みる」という症状があり、お口の中を拝見すると、一見しただけでは非常に小さな虫歯にしか見えません。
しかし、レントゲン検査を行うと、表面の小さな入り口とは裏腹に、内部で大きな空洞のように虫歯が広がっている像が確認されました。
患者さんには「見た目以上に虫歯が深く、治療の過程で神経に近くなる可能性があること」を事前に詳しくご説明し、可能な限り神経を残す方針で治療を開始しました治療 慎重に歯を削り進めていくと(Before/After写真参照)、やはり内部のカリエス(虫歯)は深く、神経のすぐ近くまで達していました。
通常の治療であれば神経を取る「抜髄(ばつずい)」を選択するケースも多い大きさでしたが、歯の寿命を延ばすためには神経の保存が不可欠です。そこで今回は、VPT(Vital Pulp Therapy:歯髄温存療法)を行いました。
精密な除去: マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を使用し、健康な組織を削りすぎないよう、感染部位のみを徹底的に除去。
MTAセメントによる封鎖: 生体親和性が高く、殺菌性・封鎖性に優れた「MTAセメント」を用いて神経を保護し、再感染を防ぐ処置を施しました。料金 4万円+税 備考 備考
本症例におけるVPTの適応および術式は、日本歯科保存学会のガイドライン、ならびに最新の臨床的エビデンスに基づき慎重に判断しています。
適応の判断: 術前の症状(自発痛の有無)やレントゲン診断、および術中の神経の露出状態や出血のコントロール具合を確認し、保存可能と診断したケースにのみ適用します。
リスクと経過観察: 処置後、一時的に痛みや違和感が出ることがありますが、経過観察を行い、神経の活性が維持されているかを定期的にチェックする必要があります。
非保険診療の検討: 本治療は、使用する薬剤(MTAセメント等)や精密な器具の関係上、自費診療(自由診療)の範囲となります。 -
ダイレクトボンディング歯髄保存治療虫歯治療
歯が痛い、冷たいもの沁みる

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年齢 35歳 性別 女性 主訴 歯が痛い、冷たいものがしみる 治療 歯髄温存療法にて神経を残す治療した。 料金 4万円+tax
備考 「歯が痛い、冷たいものがしみる」を主訴の来院されました。確認したところ虫歯が神経近くまであり虫歯を徹底的に除去すると神経の一部まで取ることになり根管治療になる可能性が高いことをご説明しました。
しかし、神経をとると歯の強度が格段に下がることをお伝えすると「出来るだけ神経を残したい」とのご希望があったため歯髄保存療法を行いました
※歯髄温存療法にて使用する薬剤は保険外診療になるためご不明な点等ございましたらお気軽にご連絡ください


